【有料記事】病理医が本音で語る 乳癌診断の裏側〜なぜ診断が変わるのか〜

よりか先生

こんにちは。病理医のよりかです。

無料記事では、病院の選び方と診断が変わることもあるとお話ししました。

でも、「なぜ?」という疑問が残った方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、普段あまり語られない病理診断の裏側について、正直にお話しします。

目次

ファースト診断医とセカンド診断医の違い

病理診断には、大きく分けて2つの立場があります。

ファースト診断医

最初に検体を見て診断する病理医です。

多くの場合、検査センターや地域病院の病理医がこの役割を担います。

よりか先生

私もほとんどがファースト診断医の立場です。

ファースト診断医が最優先するのは、良性か悪性かの判断です。

なぜなら、症例数が非常に多く、納期もあるからです。

1日に何十件も診断しながら、見落としがないか、悪性を見逃していないかに全神経を集中させています。

セカンド診断医

手術予定の病院や、RFA施設の病理医がこの役割を担います。

ファースト診断を前提に、より詳細な評価を行います。

  • 本当にこのサブタイプでいいか?
  • 特殊型の可能性はないか?
  • 治療適応の基準に合致しているか?

時間をかけて、細かい点まで確認できる立場です。

よりか先生

ファースト診断医が雑だとか、セカンド診断医が偉いとか、そういう話ではありません。

医療システムの中で、それぞれが異なる物差しで診断しているのです。

よりか先生
病理医
病理医として、日々たくさんの「命」と向き合っています。このブログでは、乳がんやがん検診のこと、そしていのちの大切さについて、わかりやすくお伝えしていきます。
医師として、そして子育て中の母として、読者の方が少しでも安心できるような情報をお届けしています。
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